2015年度登攀研修・講習会報告

2015年度登攀研修・講習会を実施しました。

今年の登攀講習会は瑞牆山にて、参加者は4団体、合計10人での実施となりました。

当日の天気は、朝方まで雨でしたが集合時間のころには雨も上がり、天気もまずまず。

予定として、瑞牆山山頂まで行き、その後岩場まで移動しての訓練ということで、顔合わせの後、パノラマコースから山頂を目指しました。

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駐車スペースもそうでしたが、全体的にとても整備されています。駐車スペースには、ウッドチップもひかれ、登山コース入口は綺麗に道も整備され、気持ちのよいスタートです。

 

 

 

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10分も歩くと、瑞牆山ならではの岩も現れ、チョークの跡を見るにクライミングの聖地だなぁと感じられます。

登山道上には赤テープ・ペンキがたくさん、綺麗なプレートの案内板もありと、道迷いしそうなところはありません。

登山コース上にも岩がたくさんあり、雨の影響も有りやや滑りやすかったですが、快調に進みます。

 

表登山道との合流地点間際に大やすり岩の取り付き点の広場があり、そこに道具をデポした後、山頂までの20分を登ります。さすが、百名山。ツアー客なども居て、にぎわってます。しかし、これでも人は少ないとの事。雨上がり後で、ちょうど良かったのかもしれません。

山頂に着くと、よく見る丸い看板がお出迎え。後に続く団体さんの来る前に、集合写真を撮って、一休み。南壁の終了部も見え、周囲の巨岩も見渡せ、初めての登頂としては、いいコンディションでした!

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小休憩を挟み、大やすり岩の取り付きへ戻り、そこから岩講習。

現地ではどんなルートか判らなかったですが、ピンなども豊富で行けそうなルートを選択。こちらはハイピークルートで1P5.9のルート。

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岩登りが初めての人も居た為、リードで登る人と、トップロープで登る人に分かれ順番に登攀。

下部のトラバースがいやらしく、いいホールドも無かった為、苦心のA0。その後も、チムーニーに入るとこ、出るところ共に久々の外岩に自分の置く足が信頼できず、慣れるまでが怖かった…。しかし、全体的にスメアリングもよく効き登りやすい岩だと思いました。岩登りがはじめてのメンバーは、足の置き方、体の上げ方等わからない事だらけで、今回は恐怖心のほうが大きかったかもしれません。久しぶりの人は、「○年ぶりだぁ」と、言いつつも、登っていくあたり底力を見せていただきました。

降りは、滑りやすい道にて数名転倒などもあり、慎重に下山。大きな怪我には繋がらず、ホッとしましたが、なんでもない登山道が一番危ないとも感じます。

夜は他の山岳会の話も聞け、有意義な時間を過ごす事が出来ました。

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翌日、キャンプ場内の木を使用させていただきロープワークの講習。

自己脱出については、様々な技術を使用するため、修得することにより様々な結び方も使えるようになります。そして、ビレイ時のロープの繰り出し等も練習。こちらも慣れの要素が強く、制動側の手をロープから放さないというのも、繰り返しの練習が必要だと感じます。

自己脱出を参加者全員が一通り初めから最後まで通しで行い、最後にマルチピッチ等でのセカンドの確保について、様々な確保機での方法を確認し今回の講習は終了しました。

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